鼻水をスッキリ止める方法

風邪や花粉症にかかるとなかなか止まらなくてやっかいなのが鼻水です。何回鼻をかんでもあまりスッキリしなくて困っている人も多いはずです。


こんな鼻水ですが、鼻水を作るのは3つの器官となっています。まずは、疾患ではなく、体調が良い場合の鼻水は「涙」です。つまり体が行っている水分の再利用というわけで、目を潤した涙が鼻腔に流れています。


目の表面が乾かないように瞬きをしますが、その時、涙腺から少量の涙が鼻腔に流れていて、鼻腔の内側を乾燥しないようにしています。通常の涙の再利用だけでは鼻水にはならず、鼻をすする程になるのは、感激して泣いた時などです。


次は「鼻腔」から溢れる場合です。鼻腔は分泌物の貯蔵庫のようなおので、顔の奥に広がっています。鼻水がキリなく出てくるのは鼻腔の奥が上顎から目の下の空間へと広がっているからです。


涙以外に粘膜から分泌物も作られ、鼻水の成分となっています。通常はこの分泌物が呼気に湿気を与えて、咽頭、喉頭、気管の乾燥を防止していますが、体調に異常があると分泌物が増加して、鼻の穴からあふれてくるのです。


3つ目は「副鼻腔」で、これは鼻腔の外側に広がる、複雑な構造になっていますが、鼻腔とつながっていて、この分泌物も鼻水の元となっています。このように、鼻水は、涙腺、鼻腔、副鼻腔の3つの分泌物がそれぞれ混ざって作られています。